本記事では、福祉施設の建設で失敗しないための建設会社選びのポイントや、京都府で福祉施設建設を扱う建設会社をご紹介します。補助金・助成金情報についてもまとめていますので、ぜひ参考にして下さい。
福祉施設の建設会社を選ぶ際に、必ず押さえておきたい3つのポイントをそれぞれ詳しくご紹介します。ポイントを踏まえた上で、自社の事業と相性がぴったりな建設会社を見つけましょう。
土地探しに対応した建設会社を選ぶ一番のメリットは、土地選びでの失敗を防げる点にあります。希望通りの施設を建てるには、建築基準法等の制限をクリアした土地を見つけなくてはいけません。建設会社に依頼すれば、希望する条件や法律の問題を踏まえて土地探しをしてもらうことができます。
福祉施設を開業するにあたっては多額の資金が必要です。さらに資金調達する際は、建設費用だけでなく、開業後の運営コストも見据えて準備しなくてはいけません。建設会社の中には、福祉施設の資金計画をサポートしている所もあり、銀行融資や補助金申請などで援助を得ることができるでしょう。
福祉施設の土地選びでは、交通アクセスや自然環境など立地条件についても考慮する必要があります。周辺環境やニーズを熟知した地域密着の建設会社であれば、土地情報にも精通しているため、価格面だけでなくマーケティング面まで踏まえて土地を探してもらえます。
アイトスでは、土地探しから設計・施工、事業収支の作成、利用者やスタッフの募集など、ハード・ソフト面の両方で幅広くサポートを提供しているのが特徴です。専属のスタッフが福祉施設の開業全般の手続きをワンストップでアシストしています。
大小規模のさまざまな福祉施設の建設に携わっている金下建設。施設設計から施工・監督までを自社で行っており、スピーディーな対応が魅力となっています。また、京都府内に複数拠点を構え、きめ細やかにサポートを提供している点も見逃せません。
北和建設では、建築物に関する様々な情報を一元管理するBIMを導入し、システム上でシミュレーションを重ねることで、施工の効率化と徹底した品質管理を図っています。設計に関する認識のズレを防ぐために、完成イメージを3D化して共有しながら設計を進めてくれる点にも注目です。
大正10年創業と京都府内でも建設業で長い歴史をもつ長村組。同社が掲げる「企画設計プログラム」では、設計前に顧客から入念なヒアリング実施するだけでなく、建設予定地の市場調査まで行われます。さまざまな要素を加味した上で、要望に沿った設計プランを提案してくれるのが魅力です。
清水建設は、北海道から九州まで全国に拠点をかまえる総合建設会社です。特に国内における医療・福祉施設の建設シェアが高く、京都府内でも多数の建設実績があります。ロボット技術やAIなど新しいテクノロジーを積極的に導入し、時代の先を見据えた設計・施工を目指しています。
デザオ建設は、注文住宅を中心に大型・特殊施設の建築やリノベーションなど幅広く建設事業を手がけています。不動産事業も展開していることから、土地探しについてもサポートが可能。建物のデザインや性能だけでなく、資金面や税制面にも配慮しながら建築のプランニングを行っています。
コストでは、医療・福祉施設を建てるだけでなく、建てた後の施設の維持管理にも重きを置いているのが特徴です。医療・福祉施設の構造や設備を熟知した同社だからこそできる、施設管理のコンサルタントサービスをワンストップで提供しています。
京都建築事務所は、1956年に設立して以来60年以上にわたり、京都で様々な施設設計を手がける一級建築士事務所です。日本医療福祉建築協会に所属しており、福祉施設の設計実績も多数。設計だけでなく、用地選定から施工管理、アフターサポートまで広くサービスを提供しています。
シモガモ建築事務所では、発注者側に立って各建設工程の検討・実行を行うコンストラクションマネジメントを取り入れているのが特徴です。日本コンストラクションマネジャー協会認定のコンストラクションマネジャーが在籍し、コスト面まで含めたサポートを提供しています。
奈良と大阪に拠点を構え、近畿エリアで建設事業や土木事業、不動産事業を展開する三和建設。自社の技術だけに留まらず、必要に応じて協力企業の技術と連携を図りながら、地震に強く環境にやさしい福祉施設建設の提案を行っています。
京都府では、障がい者向け施設の新設や改修等に係る費用を補助する「社会福祉施設等施設整備費補助金」を設定しています。国と地方自治体がそれぞれ補助金を負担しており、補助額は毎年見直されます。
また、京都市では特別養護老人ホームなど高齢者福祉施設向けの「施設整備補助」といった補助金も用意されています。
いずれも、対象となる事業者や申請手続き等が細かく決められていますので、申請を行う前に各自治体のホームページで確認をして下さい。