ナーシングホームとは、医療と介護が一体化した施設のこと。ここでは、新しい形のターミナルケアを提供できる施設として注目されているナーシングホームの特徴と、新規開業における注意点についてまとめてみました。
ナーシングホームとは、一般的な老人ホームや介護施設に、看護師による24時間体制の医療ケアをプラスした施設です。施設内には看護師と介護士が常駐しているため、利用者の健康管理はもちろん、緊急時のスピーディーな対応が期待できるのも強みとなっています。
老人ホームの一種であるナーシングホームですが、高齢者だけでなく、医療ケアを必要とするさまざまな年代の方が利用可能な施設です。ホームによって、受け入れ可能な要介護度も設定できるため、幅広いニーズに対応できる新しい施設のひとつと言えます。
ナーシングホームでは一般的な介護施設と異なり、医師の指示に基づいて利用者の状態に見合った処置(延命治療を含む)を提供可能。住み慣れたホームで継続的な医療ケア、終末期医療であるターミナルケアを受けることができるため、高まりつつある看取りニーズにも対応できるのです。
ナーシングホームの建物仕様は、一般的な老人ホームと大差ありません。法人格を持たない民間事業者であっても参入可能となっていますが、24時間体制での医療ケア提供がポイントとなってくるため、連携する訪問看護ステーションや人員の確保が必要となってきます。
介護だけでなく、医療ケアも提供できる福祉施設・高齢者住宅のニーズが高まる今、ナーシングホームの設備が急がれています。しかし、日本国内ではまだまだナーシングホームの数が少なく、実績のある建築会社も多くはありません。
安定した運営を目指すのであれば、できるだけナーシングホームの建築や運営に実績を持つ会社を選ぶようにしましょう。
地域住民との関りも重要となる福祉施設は施設を開業する土地選びも重要なポイントとなります。当メディアでは、地域の需要とお客様の状況や目的に合わせて、土地選びから開業経営までワンストップでサポートをするタカオへ開業を成功させるコツをインタビュー取材しました。「高齢者・障がい者住宅土地活用研究会 AWARD 2021 非住宅売上 成長率 No.1」を受賞(※)した株式会社タカオが考える成功の秘訣を、是非ご覧ください。